2025年9月3日、日田市立三芳小学校での講話をしました。
テーマは「三芳に関わる人」。
三芳小学校は、今年で150周年を迎えるとのことで、三芳地区出身であったり、三芳地区と深いかかわりのある人を招き生徒たちに聞かせる活動をしています。
また、来年2月には「Well-being150 学習発表会」を予定していて、それに向けて多くの人に関する研究活動をしているとのことでした。
本日は5年生46名を対象に、「キャリア教育」の観点からのお話をしました。
まず、弊社の工場長である藤野誠より、弊社の事業内容について説明をしました。
設立は1978年であること、従業員数は92名であること、売り上げは23億3800万円であること、主な業務は車両シート縫製であること。
レクサスRXのシートカバーのほとんどを弊社が作っている事をお伝えしたタイミングでは、声には出さないまでも、「へぇ」という表情を見せる子が多くいました。
材料の発注から裁断、縫製、検品、納品までの流れの説明、実際にシートカバーを縫う作業の動画を紹介できましたので、実際にどういった業務内容なのかはきちんと伝わったのではないかと思います。
代表である私谷口知幸は、三芳小学校を卒業しました。
一時期は三芳地区を離れたものの、子どもが小学校に上がるタイミングで再度三芳校区に戻ってきたご縁もあり、今回の講話では「仕事をすること」について丁寧にご説明しました。
たくさん失敗してください。
たくさんチャレンジするとその分失敗は増えますが、成長できます。
失敗した分学べることは多くあり、また仲間が助けてくれることを実感できます。
私は上記3行分のシンプルなメッセージしか発していません。
ただ、これはどんな道を選ぼうが、どんな仕事に就こうが、共通することだと信じています。
そのこともあり、あえてわかりやすい言葉を選び、伝えました。
質疑応答では、以下のようなやり取りがありました。
・社長の仕事は楽しいですか?
正直楽しくはないが、
きついことを乗り越えないと社員約100人、その家族を数えると約500人を守れない
・シートの色はいくつ?
生地色8色、ステッチカラーとの組合せでいうなら106色
・シートづくり以外にどんな仕事をしていますか?
ソファや座椅子、応接セットを少量製作
いずれの質問も、事業内容や私の説明をきちんと受け止めてくれたからこそのものだと感じます。
小学5年生といえば、まだまだ子どもという印象はあるものの、それぞれに将来のことを考えているのだなと感じました。
弊社も来年で50周年を迎えます。
100年続く企業でありたいと願っています。
できれば、今日私たちの話を聞いてくれた子どもたちのなかの誰かと、将来共に仕事をしたいと思います。